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入初式は江戸時代から続いている催事で、有馬温泉を発見した大己貴命(おおなむちのみこと)、小彦名命(すくなひこなのみこと)、有馬温泉を再興した行基菩薩と仁西上人に報恩と温泉の繁栄を祈念して行う儀式です。
また、有馬の芸妓が扮する湯女の練行列や湯もみなどを行う新春を寿ぐ行事でもあります。
行基菩薩・仁西上人に潅仏(行基・仁西両師の御像に初湯で沐浴をしていただく)をされる時刻である午前11時をもって、「金の湯」(昔の「一の湯・二の湯」)の入湯が開始されます。
[入初式の歌]
枝も栄ゆるわか緑 仰ぐにあかぬ御代ぞひさしき
滝の白糸いとしうてならぬ ゆるせ主あるわが片袂
落葉山こそ名所なり めでたしめでたし打ちましょ打ちましょ